広島 重要文化財(建造物)
世界平和記念聖堂保存修理工事
制作内容 | 重要文化財(建造物) 世界平和記念聖堂保存修理工事 |
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設置場所 | 聖堂内各所 |
施工 | 清水建設株式会社 |
コンセプト
世界で最初に被爆した広島の地に平和のシンボルとして献堂されたカトリック教会です。聖堂内に取り付けられた総数888 枚のステンドグラスの内、一階側廊部の作品を中心に387 枚の修復を行いました。制作国の違いにより制作技法に細かな違いが見られます。また、制作時の具体的な資料や記録がほとんど残されていないため、ステンドグラスそのものを細かく調査し、過去の修復の痕跡を辿りながら、当初制作されたオリジナルの技法を探り、その技法の継承のためにそれに準じた技法によって修復作業を行いました。
主宰コメント
ドイツ、オーストリア、ポルトガル、メキシコの四カ国の異なる制作者と工房によって制作された387枚の作品修復を約2年半の歳月を要し完成しました。